2026年7月21日の両学長ライブは、日本時間の7月21日(火)朝6時42分のあいさつから始まりました。YouTubeの配信開始情報も同日朝を示し、動画タイトルには「7/21 8:30まで」とあります。これらを照合し、この記事では2026年7月21日の配信として整理します。
今回の中心は、ウィブル証券が米国株取引の売買手数料を無料にするというニュースでした。ただし、ライブで強調されていたのは「無料だからすぐ口座を開こう」という話ではありません。投資コストが下がる大きな流れを知りつつ、証券会社は手数料、商品、使いやすさ、入出金、サポートなどをまとめて比較すること。そして家計では、払わなくてもよい手数料を減らし、価値のあるサービスには納得して支払うことです。
質疑応答では、AIへ聞くことと人へ聞くことの違い、債務整理中の学び方、夫婦の家計共有、子どもの教育費、賃貸契約、保険の見直し、高配当株の判断など、生活に近い相談が続きました。話題は幅広くても、共通するのは「一つの数字や目立つ言葉だけで決めない」という姿勢です。
この記事は動画の全文転載ではありません。公開字幕がなかったため、音声を文字起こしし、講義とQ&Aを要約・整理・言い換えました。ウィブル証券の手数料改定は同社公式、インターネット証券を利用する際の注意点とNISAは金融庁、ChatGPTの一般的な機能はOpenAI公式情報も確認しています。情報の基準日は2026年7月21日です。手数料、制度、商品条件、AIサービスの機能は変わる場合があるため、利用前には最新の公式情報をご確認ください。
今回のライブで学んだこと
今回のライブで僕が一番印象に残ったのは、「安いこと」と「自分に合うこと」は同じではない、という点です。
手数料が無料になるのは利用者にとってうれしい変化です。長く投資を続けるほど、売買や為替、口座維持などの費用は資産形成へ影響します。一方で、取引手数料がゼロでも、アプリが使いにくい、必要な商品がない、入出金が面倒、困ったときに相談しにくい、といった問題があれば、総合的な満足度は下がります。
これは証券口座に限りません。銀行振込、ATM、クレジットカード年会費、投資信託の購入時手数料、通信費なども、知らないうちに小さな支出が積み重なります。反対に、専門家への相談料や学習費のように、時間を節約したり判断の質を上げたりする支出は、単純にゼロを目指すものではありません。
僕自身も「無料」と書かれていると、それだけでお得だと感じてしまいます。これからは、価格を見る前に目的を書き、その後で総費用と使い勝手を比べるようにします。無料という入口は歓迎しつつ、最後は自分の暮らしに合うかで決める。この順番なら、ニュースに反応して口座やサービスを増やしすぎることも防ぎやすくなります。
米国株取引手数料の無料化で何が変わるのか
ライブで取り上げられたニュースは、ウィブル証券が米国株取引の売買手数料を無料化するというものです。
同社の公式発表によると、対象は米国株の現物取引と信用取引で、日本時間2026年7月27日17時30分以降の約定分から適用予定です。売買手数料、最低手数料、口座維持費を無料としています。同社は国内証券会社で初めての恒久的な無料化と説明していますが、「国内初」は同社が2026年7月13日時点で調べた表現です。
ここで見落としたくないのは、無料になる範囲です。公式発表には、CAT Feeなどの現地諸費用、売却時に米国証券取引委員会や米国金融業規制機構へ支払う手数料は別に発生するとあります。無料になるのはウィブル証券の取引手数料で、取引に関係するすべての費用がなくなるわけではありません。為替交換に関する条件や信用取引の金利、各種サービスの条件も、実際に利用する前に最新ページで確認する必要があります。
ライブでは、国内の米国株取引手数料は一般に約0.5%という例が紹介されました。仮に50万円分を買って0.5%なら、単純計算で2,500円です。売買回数が増えれば差は広がります。ただし、各社には上限手数料、為替条件、キャンペーン、無料対象商品などがあり、実際の負担は一律ではありません。
投資に回すお金が同じなら、コストが小さいほど運用に残る金額は増えます。毎月の差が小さく見えても、期間が長くなると複利で差が広がる可能性があります。ライブでは、毎月5,000円を43年間、年7%で運用できた場合に約1,500万円になるという試算も紹介されました。これは一定の利回りが続くと仮定した計算例であり、将来の成果を約束する数字ではありません。相場は上下し、税金や為替、手数料も変わります。
参考:ウィブル証券「国内証券会社初 米国株取引手数料を完全無料化」
手数料ゼロだけで証券口座を決めない
ライブでは、ニュースを聞いてすぐウィブル証券の口座開設を勧めるのではなく、楽天証券やSBI証券などを含めて総合力を見る趣旨が話されました。ここで大切なのは、特定の証券会社を上位に決めることではなく、自分の利用目的に合う比較軸を持つことです。
比較したい項目は次のとおりです。
- 買いたい株式やETFを取り扱っているか
- 売買手数料以外に、現地費用、為替、信用金利などがあるか
- 円と外貨の入出金が分かりやすいか
- アプリや注文画面を迷わず使えるか
- 二段階認証などの安全機能を設定できるか
- 障害時や誤操作時に確認できる連絡先があるか
- NISAで使う場合、対象商品と対応状況が目的に合うか
金融庁は、インターネット経由で取引する際、金融商品取引業の登録、約款や利用規程、サービス内容、手数料、免責事項、緊急時の連絡先を確認するよう案内しています。登録されていることだけで、商品が自分に合う、損をしない、操作しやすいという意味にはなりません。
また、口座を増やすほどログイン情報、資産残高、税務書類の管理先も増えます。無料化のたびに新しい口座へ移るより、現在払っている費用を把握し、乗り換えによる節約額と管理の手間を比べる方が現実的です。長期の積立が中心で売買回数が少ない人と、米国株を頻繁に売買する人では、手数料無料化の影響も異なります。
参考:金融庁「金融サービス利用者相談室・インターネット経由での取引」、金融庁「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」
家計で減らしたい手数料、残したい手数料
ライブでは、資産形成を邪魔しやすい手数料の例として、銀行振込、ATM、投資信託の購入時手数料、クレジットカード年会費、外貨交換、国内株式の取引などが挙げられました。現在は無料条件や低コストの選択肢が増えているため、昔からの契約をそのまま使っているだけで差が出ることがあります。
まずは1年分の明細から「手数料」という名前の支出を拾います。月210円でも年12回なら2,520円です。ATMを何度も利用し、振込やカード年会費も重なれば、まとまった金額になります。無料回数、給与受取、残高条件などを確認し、行動を少し変えるだけで避けられるものから見直します。
一方で、すべての手数料を悪者にすると判断を誤ります。ライブでは、給与をネット銀行へ直接振り込んでもらうために毎月210円ほどかかるという相談がありました。手間や資金移動の時間が減り、家計管理が続けやすくなるなら、本人にとって価値のある費用かもしれません。本来は会社側が振込費用を負担する形が望ましいという話もありましたが、実際の扱いは勤務先の規程を確認する必要があります。
僕は家計の手数料を、次の3つへ分けてみます。
- 何も得ていないのに習慣で払っている費用
- 条件を変えれば避けられる費用
- 時間、安心、専門性を買うために納得して払う費用
削る対象は上の2つです。3つ目は価格だけでなく、得られる価値を確認します。無料を追いかけて時間を使いすぎるより、毎月繰り返す大きな費用から手を付ける方が、家計改善は続きやすくなります。
AIに聞くこと、人に聞くことを分ける
質疑応答では、AIへ聞けることは先にAIへ聞き、人には一次情報や本人の考え、現場でしか分からないことを聞くという話がありました。
AIは、言葉の意味を整理する、比較項目を作る、質問文を整える、一般的な選択肢を洗い出す、といった作業に便利です。OpenAI公式も、ChatGPTの一般的な用途として、質問への回答、説明、文章作成、要約、アイデア出しなどを案内しています。ただし、回答が最新とは限らず、制度や料金、契約条件の最終確認先にはなりません。
例えば証券会社を比べるなら、AIに「取引手数料以外の比較項目を表にして」と頼むのは役立ちます。その後、各社の公式手数料ページと規約で数字を確認します。税金や賃貸契約、債務整理のように個別事情が大きい相談は、AIで論点を整理したうえで、税理士、弁護士、司法書士、不動産の専門家など適切な窓口へ確認します。
ライブ内ではChatGPT、Claude、Codexなどの名前も出ましたが、どれが一番かを一律に決める話ではありませんでした。機能や提供状況は変化が速いため、この記事ではモデル名、料金、利用上限などを断定しません。大切なのは、AIの答えを完成品として受け取るのではなく、調べる入口と考えることです。
また、会員向けコンテンツをAIへ大量に読み込ませる相談では、スクレイピングや外部利用が規約やサーバー負荷に関わるという注意がありました。自分が閲覧できる情報でも、機械的な取得、外部サービスへの送信、第三者への共有が認められているとは限りません。利用規約、著作権、個人情報、機密情報を確認し、不明なら運営へ問い合わせるのが安全です。
参考:OpenAI「ChatGPT Capabilities Overview」
家計や資産形成に生かせること
今回の内容を家計へ落とし込むなら、最初にすることは新しい証券口座の開設ではなく、現在の費用と目的の棚卸しです。
証券口座なら、過去1年間の取引回数、売買手数料、為替関連費用、保有商品の種類を確認します。年間で数百円しか払っていないなら、乗り換え効果は限定的かもしれません。反対に、売買回数が多く、毎回費用が発生しているなら、無料化による差を具体的に計算できます。
NISAについては、金融庁が案内する通り、運用益が非課税になる制度です。口座は一人につき一つで、金融機関の変更は年単位で可能です。手数料だけで変更せず、対象商品、積立設定、移管できない商品や手続きの時期なども確認します。非課税制度を使っても値下がりはあり、損失が消えるわけではありません。
教育費の相談では、5年以内に使う予定のお金は現金で持つのが基本という趣旨が示されました。ただし、相談者は資産と年収に余裕があり、毎年の収入から教育費を払える状況だったため、本人の全体像では選択に幅があるという回答でした。短期支出を投資へ回すかは、金額だけでなく、支払時期、収入の安定、他の現金、価格下落時に売らずに済むかで考えます。
夫婦の家計管理では、収入と支出を共有しないまま一つの家計を運営するのは難しいという話がありました。共通口座へ生活費を集め、残りは個人の自由費とする方法なら、家計全体と個人の裁量を両立しやすくなります。共有する範囲は夫婦で決めますが、住居費、教育費、保険、貯蓄目標などの土台は同じ数字を見られるようにしたいところです。
参考:金融庁「NISAを知る」
投資・契約・保険で注意したいこと
投資では、目立つ一つの数字で売買しないことが大切です。高配当株が大きく値上がりし、現在の配当利回りが下がったときも、「利回りが下がったから売る」とは限りません。事業の収益力、増配の継続性、財務、保有目的、ポートフォリオ内の比率を見ます。質問に含まれる取得価格、現在価格、配当額の計算が合わない場合は、判断前に数字を確認します。
自動車保険の相談では、車両保険を外したため保険料が下がったという確認がありました。安くなった理由が補償削減なら、同じ商品が安くなったわけではありません。事故時に自分の車の修理費を貯蓄で負担できるか、車が生活に欠かせないか、買替時期はいつかを考えます。
賃貸では、普通借家契約と定期借家契約の違い、家賃増額、退去立ち会い、相続した物件の貸し方が話題になりました。契約の種類や条項、通知の時期、地域の状況によって対応が変わります。貸主と借主のどちら側でも、感情だけで進めず、契約書と記録を確認し、争いになりそうなら専門家へ相談します。
兄弟で副業を始める、個人ジムへ設備投資する、公務員が副業を検討するといった相談もありました。報酬の払い方、税務、就業規則、許可、回収期間など、始める前に整理する項目があります。小さく試し、売上や需要を見てから投資額を増やす方が、失敗しても学びを残しやすくなります。
ライブ内のQ&Aまとめ
Q1. 手数料無料なら、ウィブル証券へすぐ移るべきですか?
無料化は歓迎できる変化ですが、すぐに移るという結論ではありません。取扱商品、現地費用、為替、入出金、アプリ、サポート、安全設定まで比べ、自分の取引回数で年間いくら変わるかを計算します。
Q2. AIへ聞く質問と、人へ聞く質問はどう分けますか?
用語、一般論、比較軸、質問文の整理はAIが得意です。本人の考え、現場の一次情報、個別契約や専門判断は人へ確認します。AIの回答は公式情報と照合します。
Q3. 債務整理中でも学びのコミュニティへ入れば変われますか?
参加しただけで状況が変わるわけではなく、行動が必要という回答でした。まず支払いと生活を安定させ、無料資料や相談窓口も使いながら、無理のない範囲で学びを実行へ移します。
Q4. 会員向けコンテンツをAIへ読み込ませてもよいですか?
自動取得や外部AIへの送信は、規約、著作権、個人情報、サーバー負荷に関わります。閲覧権限があることと機械取得の許可は別なので、規約を確認し、不明なら運営へ問い合わせます。
Q5. オフィスへ行くには、先に稼ぐスキルが必要ですか?
準備が整うまで待つより、早めに行って人と話し、行動のきっかけを作る趣旨でした。ただし、そこは授業を受ける学校ではなく、自分から質問相手や実践者を探す場所です。
Q6. 給与をネット銀行へ振り込むための手数料210円は無駄ですか?
金額だけでは決まりません。資金移動の手間が減り、家計管理が続くなら価値があります。年間額を計算し、無料にできる方法や勤務先の取扱いも確認します。
Q7. 5年以内に使う教育費を投資へ回してもよいですか?
近い将来に使うお金は現金で持つのが基本です。ただし、他の資産、収入、毎年の支払い余力によって全体の判断は変わります。下落時に売却しなくて済む範囲にとどめます。
Q8. 夫婦のお金は一つの口座へまとめた方がよいですか?
重要なのは口座の数より、家計の収入と支出を共有できることです。共通口座で生活費と貯蓄を管理し、残りを個人の自由費にする方法もあります。
Q9. 相続した古い賃貸物件は定期借家契約にするべきですか?
将来空けやすい利点がある一方、借り手が見つかりにくくなる可能性もあります。建物の状態、修繕、売却予定、地域需要を整理し、不動産や法律の専門家と検討します。
Q10. 自動車保険を切り替えて安くなった分は貯めるべきですか?
車両保険を外して安くなったなら、事故時の自己負担が増えます。差額を修理・買替資金として確保する考え方は合理的ですが、補償内容と家計の耐久力を先に確認します。
Q11. 値上がりした高配当株は、現在利回りが下がったら売りますか?
現在利回りだけでは決めません。配当の持続性、事業、財務、保有目的、資産配分を見ます。質問内の取得価格や配当額に計算違いがないかも確認します。
Q12. 個人ジムへ20万円の設備投資をしてよいですか?
新しい利用者や継続率の改善で何か月で回収できるかを見積もります。既存客への聞き取りや小さなテストを行い、需要を確かめてから広げます。
Q13. 兄弟で物販を手伝う場合、報酬はどうしますか?
作業内容、報酬額、支払記録、経費、税務上の扱いを曖昧にしないことが大切です。家族間でも記録を残し、金額が大きい場合は税理士へ確認します。
Q14. 退去立ち会いはしなくてもよいですか?
立ち会いの要否だけでなく、解約通知、鍵の返却、室内状況の記録、原状回復の契約条項を確認します。写真や書面を残し、判断が分かれる場合は専門窓口を利用します。
hidekunの実践メモ
今回のライブを受けて、僕は「手数料ゼロのニュースを見たら口座を増やす」のではなく、現在払っている費用を先に一覧へ出します。
証券口座では、年間の売買回数、売買手数料、為替関連費用、入出金の手間を書きます。家計では、ATM、振込、カード年会費、投資商品の費用、通信契約を確認します。金額だけでなく、その費用で何を得ているかも横に書きます。
AIについては、質問する前に「これは一般論か、一次情報か、個別判断か」を区別します。一般論ならAIで論点を整理し、一次情報は公式サイト、個別判断は専門家へつなげます。AIの答えをそのまま行動へ移すのではなく、次に確認する場所を見つけるために使います。
そして、無料化で浮くお金があるなら、自然に消費へ回すのではなく、積立、生活防衛資金、学びなど目的を決めます。小さな手数料を減らした成果が見えると、家計改善を続ける励みにもなります。
今日からできる実践リスト
- 証券口座の過去1年間の手数料を確認する
- 売買手数料以外の現地費用、為替、金利を確認する
- 現在の口座で困っている点を3つ書く
- ATM、振込、カード年会費を1年分集計する
- 無料にできる費用と、価値がある費用を分ける
- 新しい口座を作る前に管理の手間も点数化する
- NISAは非課税だけでなく商品と目的を確認する
- AIへ聞いた制度情報は公式サイトで照合する
- 5年以内に使うお金を投資資金と分ける
- 夫婦で家計の収入、支出、貯蓄目標を共有する
- 保険料が下がったときは補償の差を確認する
- 契約や税務で迷う事項を専門家への質問リストにする
まとめ
2026年7月21日の両学長ライブでは、ウィブル証券による米国株取引手数料の無料化を入口に、投資コストとサービス選びの考え方が解説されました。
取引手数料が下がる流れは、長期の資産形成にとって前向きな変化です。ただし、無料になる範囲を確認し、現地費用、為替、商品、入出金、アプリ、サポートまで含めて比較する必要があります。証券口座は「一番安い場所」ではなく、「自分の目的を実行しやすい場所」という視点で選びたいところです。
家計でも同じです。習慣で払う手数料は減らし、時間、安心、専門性を得る費用は価値を見て残します。AIは一般論や比較軸の整理に使い、公式情報と専門家へつなぐ入口にします。
僕が今日から実践するのは、新しいサービスを探す前に、現在の手数料を年額で見える化することです。無料という言葉に急かされず、目的、総費用、使いやすさの順に確認する。この小さな習慣が、家計と資産形成の両方を整える土台になると感じました。
動画はこちら:今日の学長ライブ|米国株取引の手数料、ついに「無料」に